家族を想うとき

監督:ケン・ローチ

辛い。苦しい。もう居た堪れない。ケン・ローチも容赦ないなあ。次から次へと不幸のオンパレード。さすがに気が滅入るが、現実の社会を映している。仕事だけでも問題多いのに、家族も問題だらけで、少しぐらい希望が見たかったけど、あえて最後まで安易な希望を見せずに、リアルな実態を突き付けた。娘の存在が唯一の救いであり癒し。苦しいけど、最後は家族。どうか生き抜いてほしいと願う。ケン・ローチは引退撤回してこの作品を作ったが、やはりこういう作品を撮り続けるケン・ローチは必要だ。