クンドゥン

監督:マーティン・スコセッシ

よーーやく観れた。うん、さすがスコセッシ。チベットの話とは知ってたが、ダライ・ラマ14世の半生だったとは。映像の美しさ、退屈させない華麗さ、いろいろと勉強になった。ダライラマとして生まれた少年の幼年期とチベットと中国の関係。信じていた毛沢東から「宗教は毒だ」と言われ、大きく失望するとこは印象的だった。中国はなぜチベットにこだわるのだろうか。中国の暴走は世界的にいよいよ手に負えなくなっている。スコセッシは宗教的な映画を撮り続け、「沈黙」もそうだったが、他文化への理解に興味があるようだ。これは1997年の作品だが、最後にダライ・ラマはまだインドに亡命中とあったが、現在2021年になってもまだインドにいる。彼が帰れる日は来るのか。。。