十階のモスキート

監督:崔洋一

内田裕也に尽きる。決して上手くないんだけど、この存在感というか独特の空気は結構クセになる。酒、女、ギャンブル、そして借金の取り立てという基本このループを繰り返してるだけの映画なのだが、こののっぴきならない状況でもどこか平然としてる内田裕也の奇妙さ。この映画一体何なんだと呆れてたら、最後に壊れた。たけし、キョンキョン横山やすし、安岡力也、吉行和子、脇役たちの面々に時代を感じる。