五人の軍隊

監督:ドン・テイラー

いやあこれはいい西部劇。オープニングの音楽がモロ「続・夕陽のガンマン」でパクリかよって思ったらモリコーネだった。五人のプロを集めた列車強盗というシンプルなアクション映画だが、これがいろんなネタにあふれた傑作だった。「スパイ大作戦」でお馴染みピーター・グレイヴスはほんとリーダー役が似合う。しかしなんといっても日本人として一番の見所は丹波哲郎だろう。五人の内のひとりだが、サムライがいることによって奇妙な味が出た。しかも予想以上に見せ場が多く笑えた。特にあの走りには、お疲れ様といいたい。兵士に手を振る時、死者を利用するとことか結構笑えるシーン多数。すんなり終わらずひと悶着あるが、最後は笑顔になること間違いなしの西部劇だ。