四月の永い夢

監督:中川龍太郎

大きなことは何も起きない、とても静かな映画。心地よさがある一方で、どこか孤独な現代の女性を映し出している。彼女としては贖罪の日々だったのかもしれない。言えなかった秘密を告白したい、でもできないその小さな棘が刺さったような生活。これは彼女の解放と再生の映画。朝倉あきの優しい声が好き。