ローマンという名の男 -信念の行方-

監督:ダン・ギルロイ

さすがダン・ギルロイ。骨のある力作。長い間信念をもって生きてきた男が、その信念が揺らぎだす。人間は弱い生き物だ。それと同時に人間には正す力もあるはずだ。彼の強さと弱さ、人間らしさを見事に演じたデンゼル・ワシントンが素晴らしい。デンゼルも歳取ったが、演技力は健在。コリン・ファレルも久しぶりによかった。