カフェ・ソサエティ

監督:ウディ・アレン

さすがウディ・アレンとしか言いようがない。古き良きハリウッドと豪華な美術や衣装、そしてギャングを絡ませるのはいつものこと。ズレた三角関係など軽妙な技が冴える。ネタが割れた後は話の勢いが弱まったが、こんな洒落たコメディを撮れるのはアレンぐらいか。そして一番の収穫はクリステン・スチュワート。最近気にはなってたのだが、このゴージャスさは素晴らしい。冷たさや無表情なイメージしかなかったが、黄金時代ハリウッドに遜色ない美しさを表現していた。