屍者の帝国

監督:牧原亮太郎

ゾンビを労働力として大量に作り出す世界観は好き。ゾンビ化させた友人との手記探しと魂の探求など途中まではかなり面白かった。だが終盤なんだかごちゃごちゃしすぎて、旅の終着点として大きな感動を得られなかった。この小説は亡き伊藤計劃未完の作品を、盟友の円城塔が書き継ぎ完成させたもの。亡き友へ贈るような主人公のフライデーへの台詞が現実とオーバーラップしてグッときた。終盤残念だが途中まではいいのでオマケ。