シン・ゴジラ

監督:庵野秀明(総監督)、樋口真嗣

この映画の成功の要因はアプローチに尽きる。今までのゴジラ映画とは全く違ったアプローチで攻めたのが勝因。確かにまぎれもなくゴジラ映画ではあるが、政治映画であり会話劇である。ひとえに庵野秀明を監督にしたプロデューサーの勝利である。まさかここまでできるとは。「キューティーハニー」はあんなに酷かったのに。。。スター俳優が大挙し、膨大なセリフを吐き、日本政府対ゴジラという構成のシンプルさが面白さに繋がった。またVFXも日本映画にしては滅茶苦茶頑張ってる。ここがショボイと台無しだからね。ゴジラも容赦ない暴れっぷりで、荒ぶる神としての美しさすら感じた。そして絶望感も。役者陣も皆よかった。米版より出来がいいとは、日本映画もやればできるじゃん。