思秋期

監督:パディ・コンシダイン

俳優のパディ・コンシダイン初監督作。いかにもイギリス映画らしい雰囲気で、ケン・ローチ映画辺りで観たことあるような風景と内容。貧困や暴力が負の連鎖を生みだす。それでも最後に希望の光を二人は見つけることができたのではないか。ピーター・ミュランの顔がいい。オリヴィア・コールマンもリアル。ハリウッド映画のようなスター臭がないので、リアルな現実が浮かび上がり、説得力が感じられる。P・コンシダインは役者としてはあまりぱっとしないので、監督に転向した方がいいかも。