盗聴犯 〜死のインサイダー取引〜

監督:アラン・マックフェリックス・チョン

話の本筋に入るまでが退屈だったが、刑事が株で不正を働きだしてからは一気に面白くなる。嘘に嘘を重ね、どんどんと泥沼にはまっていく三人の刑事たちのもがきっぷりを楽しむ。「インファナル・アフェア」の監督チームだけあってエンターテイメントのツボをよくわかっていて、後半は畳みかける展開で、このスピード感はさすが。終盤のギャング映画的な風味もよし。