ジャンゴ 繋がれざる者

監督:クエンティン・タランティーノ

まあ面白いちゃあ面白いが、意外と何も残らなかった。マカロニウエスタン愛はまあまあ伝わったが、どうも黒人の描き方に、すんなり受け入れるのに苦労した。まあタラ自体は単純な痛快娯楽映画というスタンスなのは分かるけど。それとレオーネと比べると(別に比べる必要はないのだが)叙情性というか、あまり心に沁み渡らなかった。でもいいとこも沢山ある。選曲や衣装(ジャンゴの青服)、顔のクローズアップの多用など笑わせてもらった。またタラ映画でよくある役者を囲ませて、一触即発になるシーン(骸骨のとこ)は緊張感いっぱいで、こっちも冷汗が出てきた。役者ではディカプリオが頑張ったかな。まあ期待したほどでは無かったが、タランティーノファンなので甘口評価。