アントキノイノチ

監督:瀬々敬久

決して悪い映画とは思わないが、どうも釈然としない。心に傷を負った者同士の再生というまあよくあるテーマである。ただ若者たちにいろいろな不幸を寄せ集めた感じの話は、どこかわざとらしさや泣かせようという魂胆が見え隠れしているように思えた。染谷将太の自殺の体の向きが違うとか、ちょっと作りが雑では。。。あとやはり最後の死は余計な気がする。余りに作りすぎだし、彼らにこれ以上不幸を背負わす必要があるだろうか。