風の歌を聴け

監督:大森一樹

原作村上春樹。村上の原作は読んだことないので、どの辺が村上春樹的なのかはさっぱりだが、70〜80年代の青臭さと深読みさせるような双子、堕胎などのエピソードが、より不思議な雰囲気を作り出していて悪くない。終盤のバーのシーンのように、何か幻の中を彷徨うような、奇妙な青春映画になっている。