おとうと

監督:山田洋次

台詞が不自然で、ぎこちない。吉永小百合も現代劇だとどうしても昭和芝居が目立つ。終盤の家族の絆には涙を誘うが、しかしこの姉と弟の関係というか、甘やかしにはイライラさせられる。最低な弟を最低に演じる鶴瓶は上手いんだが、さすがにいい奴だと思わせるようなエピソードが1つもないと、こいつを擁護できん。