インセプション

監督:クリストファー・ノーラン

これほどYOUTUBEで予告編を見た映画はない。それぐらい期待した映画であるが、結果的にクリストファー・ノーラン節が炸裂した快作でした。ちなみにIMAXで鑑賞(絶対IMAXの方がよい)。かなり突拍子もない世界観で、序盤はアレ、もしかしたらノレないかなと心配したが、カフェ前の爆破であったり、建物がめくれたりと独特な視覚効果で魅せる。かなり気合入れて観たので、序盤のルール説明もばっちり。後はそのルールにのっとり、細かいつっこみ所はあるが、強引な演出で捻じ伏せ、気がつけばグイグイとのめり込んでしまった。夢の話は珍しくないが、夢の階層というのが新しい。3階層が同時進行するので、上の階層で何かあれば下の階層に影響があり、後半は気の抜けない常に高いテンション。なぜ無重力状態?と予告では不思議だったが、そういうことね、上手い。雪山の設定は、恐らくノーランは「女王陛下の007」が好きだからかなと推測。夢の話プラス、ディカプリオとM・コティヤールの夫婦の過去の話もあるので、いろいろ詰め込まれて、とにかく濃密。観終わった後、久しぶりに”映画を観た”という満足感があった。このドリームチームの活躍をもっと観たいような、でも続編は作ってほしくないような。。。