戦場からの脱出

監督:ヴェルナー・ヘルツォーク

ベトナムで捕虜になった男の実話。前半はベトコンに引きずりまわされ、後半の脱出劇では過酷なサバイバル生活(ウジ虫食ってた!)とこういう自分を痛めつける役はクリスチャン・ベイルにはよく合っている。また捕虜の一人ジェレミー・デイヴィスにはもっと狂気を期待したが、まあそれでも痩せ細って怪演していた。過酷な捕虜生活をじっくり描き、敵だらけのジャングルの中を生き延びた男のドラマとしてとても見応えはあった。ヘルツォーク版「バッドルーテナント」にも期待が膨らむ。