生きものの記録

監督:黒澤明

黒澤流原爆批判映画。映画は1955年に作られたものだから広島に原爆が投下されて10年後に作られたことになる。
果たして主人公が頭がおかしいのか、それとも原爆の恐怖に気づかない周りがおかしいのか。被爆国としての危機感が日に日に薄れていく日本人への批判にもなっているのではないか。
しかし時代劇以外の黒澤映画っていつもみんな汗を拭いているイメージがあるのだが。。。
三船敏郎が最後まで三船敏郎に見えなかった。