ここは退屈迎えに来て

監督:廣木隆一

なりたい自分にはなれない。ほとんどの人間は普通の人で終わる。そんな現実を見せられる。まあみんな分かっちゃいるけど、自分は特別と信じたいじゃないか。。。ある高校の人気者を中心とした群像劇。名前憶えてないってアレ経験あるんだよなあ。エンドロール、ちょい田舎の道路にフジファブリックの音楽、なんか心地よさとちょっと寂しさを感じた。

ヘイト・ユー・ギブ

監督:ジョージ・ティルマン・Jr

この映画にはいろいろな問題がはらんでいる。黒人差別や拳銃の問題だ。アメリカはいつまで西部時代を続けるのか。パーティでバンバン、報復でバンバン、小さい子供まで拳銃を構える始末。そういう状態が射殺事件を引き起こす。そしてそれが白人と黒人だと人種問題へと発展する。終わりのない争い。そこで板挟みに合う主人公の女の子も気の毒だよな。主役のアマンドラ・ステンバーグは可愛いと思ったら「ダーケスト・マインド」の子か。

アクアマン

監督:ジェームズ・ワン

CGショー。なんか疲れた。もうこういうの飽きたなあ。元々アメコミファンでもないし。ウィレム・デフォーは「スパイダーマン」出てたのに、これ出てて大丈夫なのか。。。

赤い雪 Red Snow

監督:甲斐さやか

トマス・H・クックの小説を思わせる。人間の記憶のあいまいさ。特に子供の頃の記憶なんて、憶えてなかったり、勘違いしていたりとあいまいだ。若干事件はありがちというかどっかで観た感じもするが、力のある画面を作り出せていた。この暗さと雪の迫力はやはり画になる。菜葉菜も熱演。こういう暗いサスペンスを撮る女性監督の登場を歓迎したい。

SOSタイタニック/忘れえぬ夜

監督:ロイ・ウォード・ベイカー

モノクロのタイタニック映画。50年代でこのクオリティに驚いた。特撮なんかも驚くほどよく出来ている。キャメロン版と似てるシーンも多々あり、かなりキャメロンはこの映画からの影響が伺える。

嵐を呼ぶ男

監督:井上梅次

正直あまり興味なかったのだが、「夜霧~」が思いの外よかったので観ることにした。でも若手の頃の裕次郎はちょっと苦手だったが、これはまあまあよかった。有名なドラム対決や主題歌のおいらはドラマ~など代表的な昭和歌謡映画のひとつとして観る価値はあった。ただノーテンキな映画だと思ってたけど、意外に真面目な家族映画であり、この映画を勘違いしてる人は多いと思う。ちょいおまけ。