ユー・アー・ノット・マイ・マザー

監督:ケイト・ドーラン

アイルランドのホラー映画。まあまあ。アイルランドがどこか閉鎖的というか淀んだ空気が漂っている。いじめとかも陰湿。主人公がどんくさい感じがリアル。母親がなんか呪われているらしい。派手なものはないが、所々で気味の悪さを演出している。母親が口に手を突っ込むとことか、顔が変形したとこも不気味。終わり方はあまりよくない。。。ちょいおまけ。

足跡はかき消して

監督:デブラ・グラニック

ウィンターズ・ボーン」の監督か。たくましい少女ってとこが似てる。父と娘が森林で二人で暮らしている。まあホームレスみたいなもんだが、こういう自然の中で暮らすのはそれはそれで強くなる気はする。でもずっとはここでは生きられない。親父はいいけど娘はまだ未来があるからねえ。親離れというか大人への成長というか。そこまで深刻な空気ではなく、いつかは来る旅立ちの日って感じ。トーマシン・マッケンジーは最近いろいろ出てるようでイマイチ顔がはっきりしなかったが、古典的な美人という印象。

オールドマン

監督:ラッキー・マッキー

爺さんの家にある迷子の青年がやってくる。基本この二人だけの会話劇。まあ何かあることは分かるのだが、そういうオチね。まあありがちちゃありがちな仕掛けだが、こう来るとは思わなかった。爺がもうろくしてるってとこがポイント。で最初に戻るってことはコレもしかして毎日繰り返してるのか。そう考えると怖い。。。

ホワイト・ボイス

監督:ブーツ・ライリー

ホワイトボイスって何かと思ったら白人の声風に喋るってことね。中々面白い邦題付けたなあ。90年代ぐらいにはこういうオフビートなコメディあったよなあ。黒人が電話営業する話だと思ったら、予測不可能な展開に転がり出すぶっ飛んだコメディ。黒人ならラップできて当たり前みたいなのがあるんだろうね。ニガシットニガシットには爆笑してしまった。そして馬人間とこのカオスっぷり嫌いじゃない。

毒舌弁護人~正義への戦い~

監督:ジャック・ン

法廷エンターテイメントとして楽しめた。ただちょっとエンターテイメントしすぎではある。いろいろとありえないが、まあそこはエンタメとして割り切ろう。しかしやはりツッコミ所は指摘したい。まずなぜ証拠が2年経ってもそのままなのか。そしてそもそもその調査2年前にやれよ。主役が大倉孝二に似てた。。。

僕が跳びはねる理由

監督:ジェリー・ロスウェル

自閉症である東田直樹が13歳の時に執筆したエッセイを映画化したドキュメンタリー。自閉症じゃなくても生きることは難しいのに、自閉症だとより生きることは困難だと思う。そこには周りの理解が必要。この映画がその理解に少しでも役立てばいいな。なによりこれを13歳で書いたことが素晴らしいではないか。まあ映画としては思ったよりも地味なドキュメンタリーだったけど。。。ちょいおまけ。

イビルアイ

監督:イサーク・エスバン

家政婦が聞かせる魔女の話は中々いい。そして終盤の入れ替わりも良く、途中まではつまんなかったけど最後だけ面白くはなった。母親が部屋に戻らなければ入れ替われなかったと思うのだが、その辺がちょっと雑のような気も。ただ話自体は悪くないのだが、いかんせんその過程が面白くない。もっと面白くできたのではと勿体なさが残った。。。